親なき後の前にまずは親自身の備え
親なき後の前にまずは親自身の備え
自分自身を見つめ直し、自分の考え整理するため、エンディングノートを作成してみる。
エンディングノートは、遺言書と違い、法的効力はありませんので、相続手続きには使えませんが、自分自身を見つめ直し、これからの考えを整理するには最適です。
普通のノートでも、市販のエンディングノートでもなんでもよいので、思いつくまま、とにかくたくさん書いてみましょう。たくさん書き出せば、考えが整理され、なにをすべきか、見えてくると思います。
1)親ごさん自身のこと
- 自分自身の基本情報
・住所・氏名・生年月日・電話番号・血液型
・かかりつけ病院
・緊急時の連絡先 - 親ごさん自身が高齢になり、認知症なった場合などは、誰にご自身の財産管理を誰にまかせるか検討。
- ご自身の葬式はどうしたいか、誰にお願いするか
- 訃報をを誰に知らせるか、お墓はどうするか?
- 財産や資産はどれぐらいあり、どうしたいか
- 家族や親族のこと
- 仲の良い友人のこと
- 相続や遺言のこと
- 遺品整理はどうするか? 今から不要なものは処分しておく。
- 身内の方に依頼できない場合は、専門家への依頼も検討してみる。
- 遺族に対する、メッセージ
2)障害のあるお子さんのこと
- 障害のあるお子の基本情報
・住所・氏名・生年月日・電話番号・血液型
・かかりつけ病院
・緊急時の連絡先 - 障害のあるお子の障害の特性
・好きなこと
・嫌いなこと
・パニックになった時の対処方法(例、そっとしておく)
・など、いろいろ、些細なことでも、とにかくたくさん書く - 障害のあるお子さんの住まいはどこにするか
- 身の回りの世話を誰に面倒見てほしいか
- 面倒見てほしい人の、同意は得られるか
- 同意が得られたとしてもその人の負担にならないか、負担が気になりましたら、専門家に依頼することも検討
必要書類をまとめてみる
残された、遺族が困らないようにするのが目的ですが、財産に関することは慎重にしてください。
- 法定相続人を確認する、戸籍謄本、原戸籍を取っておく。
- 住宅ローンの有無
- 取引銀行
- 生命保険
- 損害保険
- 固定資産税、住民税の支払い
- 年金手帳
- 障害のある子の書類もひとまとめにする。